4月。それは新しい始まりの季節。
この4月から新社会人としての生活をスタートさせる方もいらっしゃるでしょう。
社会人としての生活は、これまでの学生時代の常識や考えが通用しないなんていうことも少なくありません。
しかし心配することはありません。何度も失敗を繰り返して学んでいき、徐々に一社会人としての礎を築いていけばいいのです。
とはいえできるだけ失敗はしたくないし、先輩や上司、お客様からいい印象を持ってもらいたいと思うのが人間の心理ですよね。
そこで今回は、他の新入社員と差をつける「新入社員の挨拶メール」についてご紹介します。
新入社員入社時の挨拶メールとは?
新入社員として入社した当日、多くの会社では全社員の前で自己紹介をする時間が設けられます。
また、会社によっては上司に連れられて島(部署やグループなどで固まって座っているところ)ごとに挨拶まわりをすることもあるでしょう。
大体そういう場では名前と「よろしくお願いします」の一言で完結ということが多いです。
そのため、先輩たちも毎年恒例の挨拶として受け流し、深く印象に刻まれることはほとんどありません。
では、数いる新入社員の中でプラスの印象を残すにはどうしたらいいのでしょうか?
その答えがずばり「新入社員の挨拶メール」なのです。
新入社員の挨拶メールはどんな内容にすればいい?
メールに記載する必要があるのは下記の三点です。
・名前
・挨拶(決意や目標など)
・会社・部署名
これだけで問題ありません。あまり長すぎても逆に鬱陶しがられますし、「簡潔に分かりやすく」が社会人の基本です。
社内向けと社外向け、それぞれ例文を紹介しますので参考にしてみてください。
新入社員挨拶メール~社内向け~
営業部の皆様
はじめまして。
この度、4月1日付で営業部に配属となりました、△△ △△です。
大学在学中に専攻していた○○とこれから営業を担当する製品では全くジャンルは異なりますが、持ち前の好奇心で知識をどんどん吸収していき、1日でも早く皆様のお役に立てるように頑張りたいと思います。
初めての仕事でご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、精一杯努力していきますので、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
営業部 △△ △△
(内線)
(メールアドレス)
新入社員挨拶メール~社外向け~
株式会社〇〇〇〇
〇〇様
大変お世話になっております。
この度、4月から〇〇株式会社に入社しました△△ △△と申します。
一日でも早く貴社にとってお役に立てる人材になっていきたいと存じておりますので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
メールでのご連絡となり申し訳ございませんが、取り急ぎご挨拶申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。
——————————————————
〇〇株式会社
営業部 △△ △△
電話:〇〇〇〇
メール:〇〇〇〇@〇〇〇〇
——————————————————
挨拶メールで注意すべき点とは?
最後に、新入社員の挨拶メールを送る際の注意点について挙げておきます。
「好印象を残すつもりが初っ端から失敗してしまった…」なんていうことのないように、下記の点には気を付けましょう。
件名は挨拶メールと分かるよう明確に!
忙しい人は一日に数百件のメールを受信するなんていうことも珍しくありません。
「なんのメールか分からず開いたら挨拶メールかよ、この忙しいときに…」と相手に余計なストラスを与えないように、【配属のご挨拶】【入社のご挨拶】など件名は一目で要件が分かるようにしましょう。
社外に送る場合は件名に会社名まで入れるとよりGOODです。
複数人に同時に送る場合、宛先はBccに!
ひとりひとりに送る場合は関係ありませんが、複数の人に同時に送信するというシーンも多いでしょう。
そういう場合は、宛先に自分のメールアドレスを入力して、送りたい人たちのアドレスはBccに入れるのが基本です。
これは挨拶メールに限ったことでなく、異なる会社の人に一斉送信する場合などは常識ですので覚えておきましょう。
社外向けメールは先輩に確認してから送ること!
社外のお客様や取引先に勝手に挨拶メールを送るのは厳禁です。
会社や担当者ごとにカラーがあり、今まで先輩方がその特色に合わせて相手方との関係を築いてきたはずです。また、中には継続中の案件があって先方をお待たせしていたり、難しい交渉中であるという状況下にあるかもしれません。
そんな中いきなり新入社員が挨拶メールを送りつけたことによって両社の関係に何かしらの影響を与えてしまうという可能性もゼロではありません。
そのため、送る相手・内容などは必ず先輩に許可を取り、可能であれば内容も確認してもらってから送るようにしましょう。
おわりに
これから社会人としての生活が始まることに胸を躍らせている人も、不安でいっぱいな人もいるでしょう。
新入社員のうちは失敗してナンボだし、先輩方もそう思ってくれている人が多いので心配しすぎる必要はありません。
失敗を恐れずに積極的にチャレンジする姿勢で挑めば必ず認めてもらえる時がきます。
まずは、挨拶メールで先輩や上司、お客様の気持ちをグッと掴んで、幸先のいいスタートを切りましょう!
