日常

有休消化の義務化が成立!取得できない場合の罰則は?いつから?

さて、2016年ぐらいから話題になっていた
有給休暇の取得義務化。

国会に提出された正確なネーミングは、
働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案」

うん、長い。

有休5日の取得義務化が含まれていたので、
日本全国で企業のブラックさに困ってる人は
「どうなるんやろ?!」と気になっていた人は気になっていたはずです。

この法律案がついに2018年6月29日の参院本会議にて成立しました。

有休の取得義務化はいつから

最初の法律案では、2020年目途に開始する
という内容でしたが、どうやら大きく前倒しになりました。

有休の取得義務化は2019年4月1日より開始します。

そう、来年です。

1年切っています。

これで大変な思いをするのは、
人事部や総務部かな?

社員就業規則の有休についての条項を
書き換えなければいけません。

どのように書き換えるかも
経営層と議論しながら決める必要があります。

例えば、「有休の取得時期を管理者が決定する」とか。

有休の時季変更権

実は会社には有休の時期変更権というものがあります。

基本的には、有休というのは労働者に与えられた
権利ですので、好きな時に特に理由が無くても休んでもいいんです。

上司に「なんで有休とるの?」と聞かれても
「あなたに関係ありません」って本来は言えるし、
というか、上司に聞く権利なんて無いんですね。

6ヶ月以上働いた人ならば、
法律で有休10日間が付与されると決まっています。

権利です。ええ。

「うちの会社って有休制度ないから」
って話をたまに聞きますけど、これもアウト。

完全にブラック企業。

何回も言いますが、
有休制度は会社に依存するものではなく、
法律で基準が定められています。

とはいっても、会社にも権利があります。

それが、時季変更権ですね。

基本的には好きな時に休んでもいいけど、
あなたが休むことによって、
業務に支障をきたす場合は、
使用者が取得時季を変更する権利があります。

ただ、あくまでも変更権なので、
はく奪することはできません。
ここは覚えておきましょう。

有休消化の義務化の罰則

今回の関連法を整理してみよう。

・2019年4月より開始

・有休が年10日以上ある労働者が対象

・使用者が時季を定めて有休5日を取得させる

・違反すれば罰金30万円以下

しっかりと罰則も設けられていますが、
ちょっと弱い気がしますね。

例えば中小企業は、最低人数で業務を回していて、
更には他の中小に案件がいかないため、
取引先と安い契約金と有りえない期限を設定して
仕事を取ります。

こんな中小企業はごまんといます。

そんな会社がいくら時季を決める権利があるとしても、
ギリギリの人数でやってるのに、
果たして全員がちゃんと有休を取得できるように
配慮するでしょうか?

正直、法案は素晴らしいと思うけど、
ブラック企業はいつまで経ってもブラック企業です。

「有休を取ったことにして、出勤しろ」

こういうことを言われてしまう社員も
少なくは無いでしょう。小さい会社の営業職もそうですね。

あるいは、有休を取っていたとしても、
遠隔でPCやスマホでいつでも顧客対応できる
状態にしておけ、とかね。

そう考えると、
結局取れない人は取れないし、
それに対しての罰則が30万円以下って甘くないですか?

社員10名のところが、
全員に有休取らせなかったら
その稼働で30万円以上の価値はあります。

定額にするのではなく、
例えば、義務化していた有休日数に対して
取らせなかった日数 x ○○円 とか、
そのような形を取るのがベターではないでしょうか?

それでもブラック企業が管理簿を偽造したら、
実態を把握するのは難しいでしょうから、
うーん、困りましたよね。

日本人の有休への意識

そもそもブラック企業だけが問題ではない。

個々の意識の問題もあるし、
上司の問題もあるし、
昔からの社内の文化というものもある。

いくつか面白い調査結果を紹介します。

有休消化率

消化率
ブラジル 100%
フランス 100%
スペイン 100%
オーストリア 100%
香港 100%
シンガポール 93%
メキシコ 86%
アメリカ 80%
イタリア 75%
インド 75%
韓国 67%
日本 50%

最下位です。

ちなみに、ずっと最下位です。

2009~2013年:最下位
2014~2015年:下から2位
2016~2017年:最下位

有休取得に罪悪感を感じる人

罪悪感を感じる割合
日本 63%
韓国 61%
シンガポール 35%
アメリカ 31%
香港 31%
インド 28%
フランス 23%
ブラジル 21%
オーストリア 20%
イタリア 19%
メキシコ 19%
スペイン 18%

罪悪感を感じる理由が分からない…。
僕は堂々と取りまくります。

日本人が休みと取らない理由

1位:緊急時のために残す
2位:人手不足
3位:同僚が休んでないから

この結果が意外でした!

てっきり2位や3位が1位になると思ってましたが、
意外と自ら有休消化してない人が多いんですね。

これってでも、日本人ならでは、です。

日本人って世界で一番貯蓄額を持ったまま亡くなる
ってご存知でしたか?

それこそ、1000~2000万円とかですよ。

今どう思いましたか?

「うわー!もったいない!」
と思った人が多いでしょう。

でも、実際にそう思ってる人も
貯金してるわけです。

ただ、貯金のその先が見えてないだけで。

お金なんて、あれば使えばいいじゃん、
と僕は思っちゃいますけどね。

無くなったらまた稼げばいい。

有休も同じ考えです。
無くなっても、どうせまた来年度付与されるんだから。

それなら、休めばいいいやん。
平日のガラガラな映画館とか行けばいいやん。

つまり、日本人は元々貯蓄体質の人が多いんです。
「何かあった時用に…」という防衛体質です。

 

僕も一度会社の上司に言われてことあるんですよ。
「みんななにかあった時用に有休を繰り越すんやって。

内心「何かってなんだ。何も無かったらどうするんだ」
と思ってましたね。

なぜなら、その会社では
繰り越せる限度まで有休を貯めてる人が
実際に多かったんですけど、
年度が切り替わるまでに翌年度で
限度をオーバーしないように有休を
消化するように経営層から指示が出るんです。

例えば、限度が30日で、
翌年度で付与されるのが10日なら、
付与されるまでに20日までに落とさないといけない。

そうなるとどうなるか?

1月~3月の間にめちゃ休むんですよ、みんな。
しかも、同時に。

はっきり言ってそっちの方が迷惑です。
もっと計画的に取っていただきたい。

あなた方の「緊急時のために」という考えのせいで、
1月~3月の間にどれだけ「ふつうに取ってる人」が
迷惑することやら。

こう考えてみると、
問題なのは上司や文化だけじゃないですね。

周りを見てない労働者にも問題あります。

転職活動で重要視すること

1位:有休が多く取得できる
2位:フレックスタイム勤務可能
3位:交通費の支給

いやー、これも分からない(笑)

僕なら断然、正当に評価し、業績に応じた給与体系を重要視します。

有休取得を最も重要視してるのに、
貯蓄体質だから取得しない、という
良く分からなくなってきました…。

ひとりごと

僕です
僕です
日本の働き方は、今でも戦後スタイル(気合、根性)がベースにあるので、どうしても海外企業と比べると暑苦しいですよね。

ワークライブバランスと謳ってるけど、ほとんど出来てないのが現状。

プレミアムフライデーも結局どうなったの?導入したのはほんの一握りの企業(ソフトバンク等)

施策は走るけど、後に続かない。

今回の有休の義務化も、罰則があるからとかではなく、純粋に会社やそこに所属している人間全員のことを考えた上で、「こうした方がもっとみんな働きやすいだろうな」をトップが真剣に考えるべきですね。

目先の利益ばかりを追う物は、長期的にみると損しています。

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