セレナ・ウィリアムズを倒し、男女問わず日本人初のグランドスラム優勝者となった大阪なおみ。
その決勝試合でセレナが暴れたことは今更説明する必要はないだろう。
セレナの暴言、破壊等の行為により1ゲーム没収というペナルティを言い渡しのが、選手たちと同じくらい注目されている決勝の主審、カルロス・ラモス主審だ。
カルロス・ラモス主審の経歴

氏名:Carlos Ramos(カルロス・ラモス)
生誕:1971年 (年齢 47歳)
国籍:ポルトガル
スタジアム全体がラモス主審に対して大ブーイングをしていたが、アメリカのスポーツニュースでも言ってるぐらい、そもそも観客の多数なんてルールすら知らない。
ラモス主審は、国際テニス連盟で規定されている最高ランクの「ゴールドバッジ審判」です。
しかも、グランドスラムの全4大会の審判をした初めての審判でもあります。
審判した一例として以下があります。
・ウィンブルドン:2007年大会決勝(メンズ)
・ウィンブルドン:2008年大会決勝(セレナ対ヴィーナス 姉妹対決)
・ロンドン五輪:2012年決勝
今回の決勝で厳しく判定したように、彼はテニス界の中でもルールを重んじて、絶対にブレないことで有名だそうだ。
カルロス・ラモス主審の過去の誤審

さて、ゴールドバッジ審判であり、名誉ある決勝大会の主審も務めてきて、「ルールは絶対」と有名なラモス主審。
果たして、過去に誤審は1回もなかったのでしょうか?
そんなことはありませんでした。
ウィンブルドン準々決勝ージョコビッチ対錦織圭。この試合では両名とも自分のプレーにイライラしてラケットを地面に叩きつけています。

しかし、ジョコビッチしか警告を受けていません。
他にも、タオルボーイを罵倒したり、判定に強く暴言を吐いたり(セレナのように)、無駄に時間稼ぎしたり等すると、ラモス主審はペナルティを与えます。
ですが、ペナルティを受ける方はあまり納得せず、「相手も同じようなことしてるじゃないか!」といつも反論。
おそらく、ラモス主審の中で許せるラインがあるのかな?
また、サッカーの試合でもよくあるが、所詮は人間。試合中の行動を全て完璧に監視できるわけではない。
一瞬見てなかった隙に、選手が「ズル」をしても、気づかないこともある。
セレナが今回観客席からコーチングを受けたという判定も同じく。セレナは受けてない!と猛反発したが、現にコーチが「コーチングした。でも多分見えなかった」と暴露しちゃってます。
そのようなことはテニス界では日常茶飯事。それに気づかれるかどうかの問題です。
ちなみに今回の決勝で、セレナは以下の罰金を支払わなければいけません。
コーチング違反:4,000ドル(約44万円)
ラケット破壊行為:3000ドル(約33万円)
主審に対する暴言:10,000ドル(約110万円)
け、けっこう厳しいんですね。テニスって。
ひとりごと
でも、どちらにしてもベテランに関わらず、あのセレナの振る舞いは到底許せない。精神年齢10歳。
そして、セレナもセレナなら、彼女を応援してるファンもファンだ。
せっかく力を出し切って最後まで戦った若手の大坂なおみの初優勝なのに、表彰台でブーイングってどういうことだ?
テニスってもう少しジェントルマンなスポーツじゃなかったっけ?